期待の沙羅がメダルなし…フィギュア羽生結弦に「金」の重圧
だが、「金メダルは間違いなし」といわれていた高梨沙羅がまさかの4位。浅田真央は金メダルどころか、トリプルアクセルに不安を抱えたままで銅メダルさえも危うくなってきた。羽生がコケたら2大会連続で金メダルなしが濃厚だ。
■滑走順で変わる審判の採点傾向
「羽生とチャンの勝負はまったくわかりません」と現地記者がこう続ける。
「今季の羽生はGPファイナルで自己最高得点でチャンを破り優勝。6日の団体SPも97.98点のハイスコアでトップに立った。2つの4回転は自信をもって跳んでいるし、ミスするシーンは想像できない。羽生の演技を見て自信家のチャンの方が重圧がかかっているようにも見受けられます。ただし、羽生は、SPはチャンの2つ前で滑る。それがどう出るか。ジャッジは後ろに実力者が控えている場合、採点を抑える傾向が強い。というより、必ず抑えるでしょう。羽生の演技にミスがなくて、チャンが2つの4回転を決めたら世界一のスケーティング技術があるだけに羽生を上回る高得点が出るはずです」
メダルが決まるフリー演技は15日未明(日本時間)に行われる。橋本団長は両手を合わせて観戦するに違いない。