先発ローテ入り濃厚 松坂を変えた「肉体・フォーム」徹底改造

公開日: 更新日:

 マイナー契約から開幕メジャー生き残りを目指すメッツ・松坂大輔(33)が13日(日本時間14日)のナショナルズ戦に登板した。3回3分の2を3安打1失点、4三振無四球だった。

 一回、先頭のスパンに右翼線を破る二塁打を許すと、1死三塁から内野ゴロの間に1点を失った。その後は毎回、走者を背負いながらもつけ入る隙を与えない。首を寝違えてコンディションが万全でない中、まずまずの投球を披露した。

 後がない松坂は昨オフ、肉体改造に着手した。上体だけでなく、下半身主導の投球フォームに変えるため、走り込みやエアロバイクなどで徹底的に足腰を鍛えた。投球フォームの改造も行い、今季は体重移動の仕方を変更。昨季までは上体が早く前のめりになったり、左肩の開きが早くなり、制球を乱すことも少なくなかった。今季は投球モーションに入った後、体重をいったん後ろに残すことで、タメをつくった。下半身を強化したこともあり、球持ちが良くなり、リリースポイントも安定したという。

 11年の6月にメスを入れた右ひじの違和感からも解放され、直球の伸び、変化球の切れも戻りつつある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853