遼ひさびさ国内ツアーVも「松山英樹との差は歴然」と専門家
今季国内3戦目となった石川遼(22)が最終日67で回り、通算10アンダーで並んだ小田孔明(36)とのプレーオフを制し、1年8カ月ぶりとなるツアー11勝目を挙げた。また、今季国内初戦となった松山英樹(22)は68で回り、通算3アンダーの17位だった。
首位の小田と1打差で迎えた最終18番パー5。石川はグリーン手前花道からの3打目をピン手前1メートル弱に寄せると、この試合6つ目のバーディーを奪って、土壇場で追いついた。プレーオフはその18番で行われ、ともに2連続バーディーと一歩も譲らず。そして迎えた3ホール目、石川が残り95ヤードからの3打目をピンそば1・5メートルに寄せ、本戦から4連続バーディーを決めて、パーの小田を振り切った。
「優勝できるとは思っていなかったのでうれしい。もっと努力して(松山)ヒデキに追いついて、今度は米ツアーで優勝することが目標。自分の理想のスイングを試合の大事なところでやれた」(石川)
米ツアーを制覇した松山ばかりに注目が集まる中、同じ海外組として少しは意地を見せた格好だが、その差は縮まるどころか、開く一方というのが実情である。