「英語も大丈夫」 メジャー挑戦“封印”のオリ糸井が明かす

公開日: 更新日:

 なにが大丈夫なのかよく分かりませんが、とっぴな言動で「宇宙人」ともいわれる糸井らしいといえば、らしい反応。自分で言ったフレーズが気に入ったのか、それからもしばらく「アイム・ハングリー。ハングリー、ハングリー」と繰り返していた糸井が真顔になったのが、今季の首位打者争いに話題を移した時。打率・331で初の主要打撃タイトルを獲得したものの、シーズン終盤には4厘差で2位となった楽天銀次とのデッドヒートが注目されました。

「9月末に一度、銀次に打率を抜かれたでしょ。あの時に正直、タイトルは諦めました。自分のことより、チームの優勝って完全に気持ちを切り替えました」

 最後はオリックスが銀次に5連続四球を与えるなどしましたが、本人は優勝を逃したショックでいっぱいだったようです。個人よりチーム。オリックスが糸井のポスティングを認めないのも、当然かもしれません。糸井も無理を通してまで、球団にメジャー移籍を要求するつもりはありません。今は来季、オリックスを優勝に導く活躍をするため、故障の治療に専念する毎日です。

(はしもと・きよし=野球評論家)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”