オリオールズ菅野智之「中4日」フル稼働でも気になる電池寿命…日本時間10日エンゼル戦へ
オリオールズ・菅野智之(35)が日本時間10日、敵地カリフォルニア州アナハイムでのエンゼルス戦に登板。主砲トラウトが左膝痛で離脱した小粒な打線を相手に4勝目を狙う。
渡米1年目ながら、ここまでエース級のパフォーマンスを披露し、ブランドン・ハイド監督からの絶大な信頼を得ている。チームの期待は起用法にも現れており、ここまで7試合のうち、中6日はわずか2試合なのに対し、中5日は2試合、中4日は3試合とメジャー経験豊富な一線級の投手並に使われている。同じルーキーのドジャース・佐々木朗希(23)が、ここまで中6日以上で7試合登板しているのとは対照的だ。
オールドルーキーの菅野は、4勝目を挙げた4月29日のヤンキース戦から2戦連続で中4日のマウンドに上がるが、果たしてシーズンを通じて安定したパフォーマンスを発揮できるのか。
巨人時代の昨季は久保康生巡回投手コーチの魔改造の効果もあって2020年以来4年ぶり4度目の最多勝(15勝)のタイトルを獲得。完全復活を印象付けたものの、阿部監督に起用法を配慮されたのも事実だ。開幕当初は先発6番手、昨年の5月26日から9月1日までの16試合はいずれも日曜日の試合に限定され、中6日と余裕を持ってマウンドに上がった。この間、球数も抑えられ、16試合のうち、100球を超えたのはわずか6試合。それもあってリリーフ陣にしわ寄せがいき、昨季の巨人の投手の延べ人数はセ最多の636人にのぼった。