ドジャース指揮官が認める山本由伸「エースの品格」…8日のダイヤモンドB戦は5回5失点も
ドジャース・山本由伸(26)が日本時間9日、敵地アリゾナ州フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に登板。ナ・リーグ最多の46安打、同2位の11本塁打を放っているキャロル外野手ら好打者が揃うDバックス打線を相手に今季初の中5日で5勝目をかけてマウンドに上がった。結果は2被弾含む5回5失点で3敗目を喫したものの、ロバーツ監督の評価は揺るぎない。
チームは現在、3日のブレーブス戦から始まった今季最長のロード10連戦の真っ最中。
スネル、グラスノーら実績のある先発投手を欠いて台所事情が苦しいため、ロバーツ監督は山本と10日に先発予定の佐々木朗希を中5日で起用する。佐々木はともかく、指揮官が山本の登板間隔を短縮したのは、先発の頭数が少ないことだけが理由ではない。
ロバーツ監督は山本のエースとしての「品格」を認め、あえて調整が難しい中5日のマウンドを託したのだという。
山本は3年連続沢村賞、MVPを受賞するなど無双だった日本での経験から、大舞台でこそ強さを発揮する。渡米1年目の昨季はワールドシリーズ第2戦に登板し、ヤンキースの強力打線を7回途中1失点と封じた。今季はカブスとの日本開幕戦で大役を務め、5回1失点で白星スタートを切った。