オリ&ソフトBが前田健太獲得へ虎視眈々!日米交渉ついに解禁も古巣広島に強力対抗馬出現で争奪戦に
ついに日米球団による争奪戦がスタートする。
タイガースは日本時間8日、40人枠を外れていた前田健太(37)をウエーバーにかけたと発表。米メディアによると今回のケースは、選手の保有権を無条件で放棄したい場合に行う「Unconditional Release Waivers」であり、事実上の自由契約に該当するという。前田は今後、日本球界復帰も視野に入れて、移籍先を探すことになる。
有力視されているのはメジャー他球団への移籍だ。移籍10年目を迎える前田は今年、メジャーでのプレーを全うし、1年間(172日)のサービスタイムが加算されれば、62歳から毎年もらえる年金が満額(約4100万円)支給される。現在、前田のサービスタイムは9年35日。残り137日の登録が必要だが、他球団はメジャー最低年俸(1億1000万円)の日割りで獲得できるだけに、獲得のハードルは高くない。
一方、米球団のオファー次第では、シーズン終了を待たずして日本球界復帰に舵を切る可能性もあるという。
前田は今年3月、元日本ハムの杉谷拳士氏のYouTubeチャンネルで「今年しっかりアメリカでやって、次の年、日本でやる可能性は、自分で決めることではないけど、やりたいなとも思っている」「もしかしたら今年シーズン終わったら、次日本でやりたいな、もう一回投げたいなと思っています」と発言。さらに妻の早穂さんも3月末に自身のInstagramで、子供とともに日本に帰国することを報告している。
球界では「日本復帰なら古巣の広島」との声は少なくない。かねて広島愛を強調する前田は2015年オフ、球団からポスティング移籍を認めてもらった経緯があるうえ、カープの先輩である黒田博樹がメジャーの高額オファーを蹴って“男気復帰”した前例もある。