ヘルマン退場で縞田が大活躍 オリに助っ人なんかいらない
「とにかく打ててよかったです」
試合後、こう言って喜びを爆発させたのが、20日の西武戦で途中出場ながら先制打を含む3打数2安打1打点の活躍を見せたオリックス・縞田拓弥(28)だった。
この日はベンチスタートだったものの、「1番・三塁」で先発出場したヘルマンが、初回の第1打席の見逃し三振の判定に不満を抱き、審判に接触。これが暴力行為とみなされ、退場処分となった。そんな助っ人の代役として二回から出場した縞田がヒーローになったのだから、ヘルマンも立つ瀬がないだろう。
今季のオリックスはオフにブランコ、バリントン、カラバイヨを獲得したばかりか、シーズン中も独立リーグ・群馬のチャベスを補強。昨年から所属するヘルマン、マエストリ、ディクソンを加えると、助っ人は計7人に膨れ上がっている。にもかかわらず、シーズンを通して活躍しているのは8勝を挙げているディクソンだけだ。
昨季は鉄壁の守備と機動力を生かした日本人中心のチーム構成でリーグ2位に躍進したオリックス。このチームに余計な助っ人は不要かもしれない。