チーム低迷で決断 オリ助っ人ディクソン「来季巨人入り」情報

公開日: 更新日:

 パの好投手がまたしてもセに流出か。パ・リーグ防御率1位(1.29)を誇るオリックス・ディクソン(30)が今オフ、巨人に移籍する可能性が浮上している。

 3年目のこの助っ人右腕は今季、開幕から低迷するチームの先発陣の柱として活躍。昨4日の巨人戦は味方の援護に恵まれず3安打1失点(自責0)で黒星を喫したものの、4月18日(西武戦)からこの試合前まで5連勝をマークしていた。そんな優良助っ人は今オフ、オリックスとの2年契約が切れる。あるチーム関係者が言う。

「ディクソンの代理人はチーム残留を基本線に考えていたようですが、オリックスはチーム低迷に加え、昨年オフに行った大型補強の失敗もあって、このオフは好成績を残した選手でもカネを出し渋る可能性が高い。そうなると、仮にディクソンが今季、最多勝と防御率の2冠を獲得しても、現在の年俸(6000万円)からの大幅増は見込めない。そこで、代理人は潤沢な資金を持つ巨人移籍に照準を合わせたようです」

 受け入れる巨人も「渡りに船」だろう。

 この日のオリックス戦で来日初完封を飾った右腕マイコラス(26)と、現在二軍調整中もすでに5勝を挙げている左腕ポレダ(28)の両助っ人が活躍しているものの、セットアッパーのマシソン(31)に陰りが見え始めている。先月31日の楽天戦では延長十回に登板して、先頭の中川にサヨナラ弾を浴びた。今季の防御率は1・44と踏ん張ってはいるが、昨季は3・58。安定感を欠き始めたマシソンを見切って、もともと中継ぎタイプで球威のあるマイコラスを救援陣に回せば、先発投手枠が空く。そこにディクソンを先発として迎え入れれば来季の巨人投手陣は今以上に盤石となる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した