助っ人打者全滅の貧打巨人 虎退団濃厚のマートン獲得に本腰

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■二回には“売り込み弾”

 要因のひとつは外国人勢だ。昨季から在籍するアンダーソン、セペダ、今季途中加入のフランシスコ、カステヤーノスの助っ人打者4人が全滅だったことが貧打に拍車をかけた。

 来季へ向け、巨人は国内他球団の外国人打者の動向を例年以上に調査する意向だという。左翼の守備が緩慢だろうがなかろうが、首位打者と最多安打3度という輝かしい実績を誇るマートンは、巨人にとって筆頭候補に挙がる優良助っ人であることは間違いない。

 そのことはマートンも感じているようだ。阪神は「本塁打が少ない」と言っているというが、この日の二回に左翼席上段に豪快な先制弾。前出の阪神OBが続ける。

「現在の4.5億円に近い高額年俸を保証してくれそうなのは、国内では巨人とソフトバンクオリックスくらい。もうすぐ34歳になることから、メジャーに戻る気はさらさらない。広い甲子園から狭い東京ドームに本拠地が移れば、軽々2ケタ本塁打の自信はあるでしょう。自身を現状維持程度の高値で売り込む意味でも、この日の本塁打のように、これからの巨人戦はギアを上げて臨むでしょう」

 2試合連続で巨人にボコボコにやられ、1.5差に迫られた泣きっ面の阪神。マートンが来季、宿敵巨人へ移籍することになればショック倍増だ。

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