扱いに“差”出るだけ 新聞社「プロ大会主催」のデメリット

公開日: 更新日:

 日本のゴルフ大会は、テレビ局や新聞社がスポンサーになっているケースが多い。

 評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「ファンにとっては、どのメディアが主催しているかどうかは関係ありません。一試合として関心があるのに、自分のところは関係ないから詳しく報道しないというのでは、ファン無視もいいところです。テレビ局もそうです。他局が主催する試合はニュースでも流さない。メディア各社の縄張り意識が強いというか、了見が狭すぎる。視聴者だってそんなのわかりません。そもそもメディアが主催するようになったのも、部数や視聴率を増やして金儲けをしたいからです。ファンのことなど考えていない。悪しき慣例がずっと続いているのです」

 しかも、である。自社開催となれば都合の悪い事件や問題が起こっても批判できない。つまり、報道機関としての役目を自ら放棄しているようなものだ。かつて大物人気プロが、反社会勢力と付き合っていると報道した新聞社系列のゴルフ大会に出ないとゴネて、人気選手不在は困ると新聞社が頭を抱えたこともある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる