JGTO「28試合」発言から8日…来季男子2試合減の舞台裏

公開日: 更新日:

 来季の男子ゴルフの日程が発表された。海外ツアーとの共同開催となる「SMBCシンガポールオープン」(1月)、「レオパレスミャンマーオープン」(2月)、「パナソニックオープンゴルフ選手権」(4月)の3試合が新たに増えた。

 一方、今季、国内情勢で中止に追い込まれたインドネシアとマレーシアの大会はそのまま消滅。「タイオープン」、国内大会の「ミュゼプラチナム」の計4試合がなくなった。

 去る7日、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の海老沢勝二会長(81)は、年間表彰式が行われた会場で「来季は国内25試合、海外3試合の計28試合になる」と明かした。それがわずか8日後の正式発表で海外2試合、国内24試合の計26試合というのだから、デタラメな話である。ちなみに今季も当初は海外3試合、国内24試合の計27試合の予定だったが、25試合しか開催されなかった。

 マスコミ関係者がこう解説する。

「表彰式の際も、JGTO関係者は『現行の試合はそのままやる方向と聞いている』と言っていましたが、それも怪しかった。1年で撤退することになった美容脱毛サロン大手のミュゼは8月ごろから経営不振がささやかれ、今年11月には『広告会社から資金支援を受け、脱毛事業を譲渡、銀行と任意整理の協議』と、報じられた。しかし『またスポンサー離れが加速』と騒がれると、イメージが悪い。だからギリギリまで公表するかどうか迷っていたようです。1年で撤退する企業が相次いでいるのも、何とか試合数を確保しようと、手当たり次第に声を掛けているから。見通しが甘かったのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」