サウジ戦は冷静にセーフティーにクレバーに試合を進めて
リオ五輪最終予選の2試合目・タイ戦(16日)でFW鈴木が、見事な先制ゴールを決めた。
初戦の北朝鮮戦ではポストプレーでバタついたり、ドリブル突破を阻まれるシーンが目立ち、正直に言って「この先、大丈夫か?」と思った。
しかし、あのシュートは素晴らしかった。
後方のMF遠藤から右足ダイレクトパスが入る前、機敏に動き出した鈴木は、浮き球パスを頭に当てて前方に流し、そこから「イチ・ニ」のタイミングで右足強烈ボレーだ。「イチ・ニのサン」では、レスポンスの鋭いタイGKがセーブしていたかも知れない。日本の4-0完勝を引き出した見事なゴールだった。
日本-タイ戦後の1次リーグB組の北朝鮮-サウジアラビア戦は3-3に終わり、日本はB組1位通過を決めた。
3戦目(日本時間19日午後10時半キックオフ)の相手、サウジアラビアは2分け(勝ち点2)で2位とはいえ、日本と引き分けて勝ち点3止まりの場合、勝ち点1同士の北朝鮮-タイ戦の勝利チームが勝ち点を4に伸ばし、その時点で1次リーグ敗退となる。日本戦では選手全員が目の色を変えて挑んでくるだろう。