早くも162キロの日ハム大谷 壊滅「ダル門下生」と何が違う
「久々の(札幌ドームの)マウンドで、自然と力が入りました。全体的に出力も上がってきていますし、やりたいことができたのでよかったと思います。162キロ? あまり球速は気にしてませんけど、出したいと思ったときに出せたのはよかったです」とは登板後の本人だ。
■決してうのみにはしない
ダルによれば、大谷と一緒に6、7回、体を動かし、体を大きくするトレーニング方法やサプリメントの摂取方法について助言したという。大谷からはいまもサプリメントの量などを相談されるそうだ。
ダルに“弟子入り”した大谷は大丈夫か。かつての門下生のように伸び悩むことはないか。
結論から言えば大谷は伸び悩むどころか、アドバイスが肥やしになる可能性が高い。というのも大谷には他人のアドバイスを取捨選択、よいと思ったものを吸収する能力があるからだ。
大谷はこんな趣旨のことを話している。
「どうやったら課題を克服できるかは、人によって違う。体を大きくしてうまくいった人もいれば、投げ込んでフォームを固めてうまくいった人もいる。だから僕がうまくいくことがあっても、その方法で他の人がうまくいくとは限らない。これをやればよいという絶対的な正解はないと思う」