初日首位の宮里藍 “強気パット”が悲願メジャーVへのカギ

公開日: 更新日:

 そして前週、パターのロフトを2度加えることによって、ボールの転がりが格段に良くなった。

 5番アイアンよりもロフトの大きな9番アイアンのほうがボールのつかまりが良くなるのと同じ原理で、フェースにボールを乗せる感触が得られるのだ。

 パットの名手で知られ、メジャーの全豪シニアオープンを制した田原紘プロがこう解説する。

「一流プロになれば“パターは度胸七分、技三分”といわれる。つまり、カップインするか、しないかは自信の70%が大きく左右するというわけです。自分の読んだラインが間違っていないという自信があれば、緩みがなく、しっかりストロークできる。おそらく先週最終日のグリーンと、今大会初日のグリーンのスピードが合っていたのでしょう。しかしメジャーは日を追うごとに芝を刈りこんでスピードが速くなる。高速になれば曲がりが少なくなるので、ラインを浅く読んで狙わなければいけない。ここが一番問題になるのですが、宮里はずっとパットの調子が良かったわけではない。入らなくなって“こんな日もある”と切り替えがうまくいくかどうかが上位キープのカギになる。パットが決まらず“またおかしくなったかな”とネガティブになったらメジャーでは勝ち目がなくなります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方