大事とり緊急降板のダル 進化の裏に数々の“プラス思考”

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 レンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が8日(日本時間9日)、3勝目をかけてアストロズ戦に術後初の中4日で登板。5回を3安打1失点、7三振、4四球。五回を投げ終えたところで右肩の異常を訴えて降板し、勝敗は付かなかった。

 この日のダルは変化球の制球を欠き、初回には1番スプリンガーに先頭打者本塁打を許す不安定な立ち上がり。三、四回には四球も絡んで得点圏に走者を背負ったが、味方の好守にも助けられ、無失点で切り抜ける。

 ダルに異変が生じたのは五回。1死後、スプリンガーを変化球で空振り三振に仕留めると、マウンド上で険しい表情で肘や肩を気にするそぶりを見せた。

 続くアルトゥーベを四球で歩かせたところで、ブロケイル投手コーチがたまりかねたようにトレーナーを伴ってマウンド上に駆け寄った。ダルは状態を確認するトレーナーやナインの問いかけに「心配ない」とばかりに笑顔を見せたが、この回を投げ終えてマウンドを降りた。

 球団広報によれば「(ダルは)右肩の張りを訴えた。構造的な問題ではなく、念のため大事を取った」という。

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