女子ゴルフが開幕 金メダル候補は“飛ばし屋”トンプソン
リオ五輪の女子ゴルフが17日に開幕する。
メダル争いは男子同様に世界ランキング上位プロ中心の展開になりそうだ。1位リディア・コ(19=ニュージーランド)、2位A・ジュタヌガーン(20=タイ)、3位B・ヘンダーソン(18=カナダ)、4位L・トンプソン(21=米)。4人ともメジャータイトルを持つ、米ツアーで最も勢いのある若手だ。
ただ会場のオリンピックGCはフェアウエーが硬くてランが出るため、キャリーでフェアウエーバンカーを越す飛ばし屋が有利だ。飛距離の差がそのままスコアに直結する。
そうなるとドライバー平均飛距離281・38ヤード(ランク1位)のトンプソンが金メダル最有力だ。
また闘志あふれるプレースタイルで、メジャータイトル含む米ツアー15勝のS・ペターセン(35=ノルウェー)も見逃せない。男子ゴルフのメダリストの平均年齢は38歳と、全員初出場の五輪では経験の差が大きくモノをいうだけに、ベテランの底力が光る。
日本勢は野村敏京(23)、大山志保(39)が出場する。野村は今季米ツアー2勝をマークして勢いがある。米賞金ランク6位につけており、バーディー数2位、平均パット数ランク5位と安定感している。メダルに飛び込む可能性は十分にある。