谷原と池田で賞金王争奪も ツアーとファンの埋まらない溝

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 評論家の宮崎紘一氏が、「スポーツ紙や関係者が騒いでいるほど、ゴルフファンは賞金王の行方には興味を持っていないでしょう」とこう続ける。

「男子のプロゴルフそのものに魅力を感じていないからです。前週のカシオは最終日が中止になって3日間大会で終わってしまった。獲得賞金への加算額が75%に減額され、それで賞金王レースの決着が今週にもつれ込んだだけの話です。米ツアーなど世界では72ホールで勝者を決めるという共通認識があるのに対して、日本ツアーの場合は36ホールで成立としている(トーナメント規定第8章第52条4)。トーナメントを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は一応、主催者に72ホールをやり遂げるため月曜日の予備日を設けるか承諾をとるそうですが、ほとんどの主催者からは“結構です”と返ってくるそうです。ようするに42.195キロのマラソンで、天候が悪いから20キロで勝者を決めましょうというのと同じ。そんなスポーツは世界中見渡しても日本ツアーだけです。男子大会が低迷しているのは、選手の責任だけでなく、規定の見直しをやらないJGTOにも問題があるのです」

 今週も木曜日と金曜日の2日間が終われば、週末に試合が行われなくても試合は成立する。それで池田が賞金王といわれてもなぁ……、とゴルフファンは頭の片隅で感じているのだ。

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