「3試合の経験結実」鹿島のレアル戦善戦に守備戦術あり

公開日: 更新日:

「鹿島は堅く守って試合の流れを引き込み、ここぞというタイミングでカウンター攻撃を仕掛ける戦い方を徹底し、今大会を勝ち進んでいく中で外国クラブとの戦い方に慣れていったことが、この日の善戦につながったように思う」

 18日のクラブW杯決勝について、こう言うのはメキシコ五輪で銅メダリストと得点王に輝いた釜本邦茂氏だ。

 鹿島は前半9分、レアル・マドリード(スペイン)FWベンゼマに先制ゴールを許す。このまま一気に突き放されるかと思ったら、レアルは明らかにペースダウン。そこを鹿島が突いた。前半44分、MF柴崎がこぼれ球を押し込むと、後半7分にも再び柴崎がゴールを決めた。後半15分、PKをレアルのエース、クリスティアーノ・ロナウドに決められ同点に追い付かれる。結局、延長戦でクリロナにハットトリックとなる2ゴールを許して突き放されたものの、一時は鹿島がリードする展開に7万人近い観衆は大興奮。最強軍団相手の「善戦」はここまでニュージーランド、南アフリカ、コロンビアと、外国のクラブチームと3試合を戦った経験が生きたと釜本氏は指摘するのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情