理想の新人1位 大谷の笑顔の裏に隠された「したたかさ」
冒頭のOB氏が引き取ってこう続ける。
「例えばダルと一緒にトレーニングをしても、本人は参考になる部分とそうでない部分があると考えている。そうでない部分は角が立たないように切り捨てる賢さを持ち合わせているということでしょう。特に打撃に関しては評論家や首脳陣のアドバイスを真顔で聞きながら、ほとんど右から左だといいますから」
もっとも、大成するプロ野球選手は基本的にこのタイプ。他人の助言を咀嚼し、いらない部分は切り捨てる能力があるから一流なのであって、大谷は「角を立てない」部分ばかりがクローズアップされているというのだ。
6日(日本時間7日)には米アリゾナキャンプの第2クールがスタート。右足首を痛めている大谷は第1クール同様、外野でダッシュするなど、別メニューで調整した。依然として状態は芳しくないようだ。