強すぎる高梨沙羅に“欧州偏重”国際スキー連盟の本音は?

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 FISは欧州の影響力が強く、現在の男子ジャンプの個人総合ランクのトップ5(ポーランド2人、オーストリア、ノルウェー、スロベニア)には満足していても、アジアの小柄な高梨が女王の座に君臨している現状には大きな不満を持っているというのだ。

 欧州のスキー関係者が言う。

「(高梨)サラが強過ぎるので、欧州の大会では客の入りが良くない。そもそもジャンプ競技は、ジャンプ台が整備された限られた国でしか行われない。女子の競技人口は世界でも500人もいないといわれている。FISは、欧米の選手が強ければ、もっと競技人口が増えると思っている。オリンピックでは、卓球は中国、女子レスリングは日本ばかりが強くて批判の声がある。今年の女子ジャンプは(伊藤)ユウキも個人総合2位につけている。FISはルール改正など、何らかの手を打つはずです」

 これまでも「高梨つぶし」の噂はあったが、24日の世界選手権(フィンランド)でも高梨が優勝すれば、FISもいよいよ動きだすかもしれない。

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