野球留学生ゼロ 前橋育英・荒井監督が語るユニーク育成法

公開日: 更新日:

――師匠とは?

「東芝から東映フライヤーズに行かれた、二宮忠士さんです。いすゞ自動車の監督と知り合いで、たまたま私が打撃で苦しんでいる時にアドバイスをくれたんです」

――どんなアドバイスですか。

「ワンバンと死球以外は、地球がひっくり返るくらい振ってみろ。打てなかったら守れ。守れなかったら走れ。走れなかったら声を出せ。何もできないやつは……夜逃げしろ、と」

■「経験を語るのは失敗談だけ」

――ユニークですね。

「シンプルで前向きな言葉。これが大事なんです。試合でも練習でもミスは起こるもの。反省は必要でも責めてはいけない。試合中にエラーすると、『ゲッツーを取るチャンスだぞ!』と言っているんです(笑い)。二宮さんには愚痴や悪口を言わないこと、『過去でものを言うな。過去でメシが食えるのは総理大臣と横綱だけだ』という言葉もいただいた。私も自分の経験を語る時は失敗談しか話しません。自慢話ほどつまらないものはないですから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”