「千代乃湯」はスパ銭並みの充実度!上段から下段へ。おかわり熱波で大満足の10分3セット
JR中央線の三鷹、武蔵境両駅の南口からバスで10分ほど。「配水場前」で降りると、屋上に大きく「ゆ」と朱で書かれた建物が目に留まった。
入り口にふくよかな布袋様が鎮座した「千代乃湯」は1966年創業。広々とした温浴施設です。
券売機で入浴料+サウナ代900円、手ぶらセット350円を購入し、靴箱のキーと一緒にフロントに渡すと、サ室用のカギを受け取った。
「一茶乃湯は露天に大浴槽を備え、すいれん乃湯は露天の壺湯が名物。月替わりで男女入れ替え制になっています」と2代目店主の奥さま原妙子さん。当日はすいれん乃湯が男湯でした。
脱衣場でパパッと服を脱ぎ、浴場にお邪魔しま~す。「浴場の湯は地下約25メートルからの井戸水を使用しています」と温和な3代目・原雄太郎さん。まず41.2度の白湯にザブンすっと、ジェットエステ、オケツにボボボのヒップアップ、ボディーマッサージ、ビリビリ強めの電気風呂が1床ずつ。エレキ以外を一通り楽しんだら、39.5度の低温湯へ。浴槽の底には備長炭が沈んでますぞ。
どれどれと、ドアを開け露天に移動すると、おー、広い。桜などの木々に囲まれ、池では錦鯉が泳いでますねー。自然の中での全裸は、マジで爽快っス。心地よい春の昼間に40.5度の岩風呂に体を沈めれば、あ~、極楽。浴槽の奥には壺風呂2つ。それとは別にプチバイブラの“ぬる~い湯”は39度。めっちゃリラックスしたので、サウナに参りましょう。
パズルのピース形マットを手にドアを開けると、左に大きな紅水晶の鉱石がドーン。以前は塩サウナだったとか。遠赤外線ガスストーブのそばには小ぶりな水槽が用意され、ほどよい湿度のコンフォートサウナっス。
ベンチは上段ストレート、下段L字で定員10人ほど。ストーブを見下ろす上段にどっこいしょ。真新しいヒノキの座面が気持ちよかぁ。ストーブ横でテレビが流れ、浴場を見渡す窓もあって開放的ですねぇ。2つある5分計の砂時計の1つをひっくり返すと、胸の奥でゴングが鳴ったぞ。
ジリジリとした熱さの中、窓の下の袋から漂うアロマ系の甘い香りがよりリラックスモードにさせてくれます。2分で玉汗がぽた~り、5分でダラッダラ状態。でも、この気持ちよさがたまらず、もう一度砂時計をひっくり返したら、ストーブ間近の下段に移動。おかわり熱波を頂戴します。