4日目でベストスコアも…松山11位、3年連続トップ10逃す
後半のパー5はともに2オンに成功したが、13番5メートル、15番4メートルのイーグルチャンスは決まらずにバーディーどまり。
17番は残り152ヤードをピンそば1.2メートルにつけて、7つ目のバーディーを奪った。
プレッシャーのない大会4日目になってようやくベストスコア67をマーク。通算1アンダーとアンダーパー圏内には入ったが11位と、3年連続のトップ10入りを逃した。
今季2勝をマークして優勝候補のひとりに挙げられたが、1カ月前からショット、パットに不安を抱えて下降線に入っていた。大会初日は強風に見舞われて54位に出遅れという不運もあったが、最後まで修正できずに6度目のマスターズが終わった。
実はゴルフ記者の間で「松山はしゃべらない」と不評だった。ホールアウト後の囲み取材は3日目まで3、4分ほど。最終日でも10分ぐらいと短く、記者との会話はかみ合わなかった。
この日は、「周りの期待に応えられずにすみません。(克服したいところは)大きすぎて言えません。(マスターズで学んだことは)まだ考えられません」とノラリクラリ。終わりごろになって「3日目後半と今日、よいショットを打てたので自信を持てた。パッティングのレベルを上げていきたい」と来年に向けての抱負を語ったが、具体的な内容は一切なかった。