6年ぶりV逃した有村智恵の衰え…再三のチャンス決められず
【宮里藍サントリーレディスオープン】
最終日は通算16アンダーで並んだ成田美寿々(25)と有村智恵(30)のプレーオフになり、4ホール目に1.5メートルのバーディーパットを決めた成田が今季初、ツアー通算9勝目を挙げた。
6年ぶりの優勝を目指した有村は、本戦18番ではピン奥から3.5メートルのバーディーパットがカップに届かず、プレーオフ2ホール目は1.5メートルのバーディーチャンスを外すなど再三のチャンスをモノにできなかった。
4ホール目も4メートルの左に曲がるバーディーパットをカップ右に外した。
「プレーオフの有村のパッティングを見たら、フェースがかぶらないように、絶対に引っ掛けたくないという気持ちが強く出ていた」とパット名手で知られる田原紘プロがこう続ける。
「ショットは完璧だったがパットが敗因だった。プロになって何年も試合に出ていれば、パットの得手、不得手がわかる。有村の球筋はフェード系であり、スライスラインは手がスムーズに動くから入るけれど、フックラインになると右に押し出すのを嫌がって手が止まり引っ掛けのミスが出やすい。