著者のコラム一覧
安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

辰己涼介(外野手・立命大)“猛肩”はプロでもナンバーワン

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 もうひとつ驚くのは、スイングスピードだ。

 スリムに見えるのに、来た! と確信してフルスイングしたときのスピードと自分の背中を叩くほどの全身の柔軟性は凄い。

 強いヤツは硬い。軟らかいヤツは弱い。それが人間の体の「定石」というものだが、辰己の場合は、強くて、しかも抜群に柔軟だ。

 あとは、それだけ猛烈なスピードのスイングを、いかに操作できるか。バットの芯とボールの芯を合わせようとする意識とその技術。そこにどれだけ「興味」を持てるかどうか。その一点だ。

▽96年12月27日、兵庫県生まれ。兵庫・社出身。178センチ、68キロ。右投げ左打ち。

【連載】2018年ドラ1候補を現場で採点

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