巨人・戸郷翔征「突発性乱調」まさかの原因…球団OBで元投手コーチの評論家が喝破
2年連続開幕投手の巨人・戸郷翔征(24)が突然崩れた。
28日のヤクルト戦に先発。四回までヤクルト打線に対して完全投球だったが、0-0で迎えた五回に暗転した。
先頭のサンタナに初安打を浴び、オスナの打球を一塁手の岡本が痛恨のトンネル(失策)。無死二、三塁から赤羽に左前へ適時打を浴びて先制を許すと、さらに無死満塁から、中村に2点適時打を打たれ、西川の適時打で4点目を奪われた。
五回裏に代打を送られKO。5回を投げて打者21人に69球、4安打4失点に戸郷は「仕事ができなかった。それだけ」とコメントするのが精一杯だった。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。
「気になったのは、失点した五回にヤクルトの打者に低めのフォークを見極められていたこと。昨年までは面白いように空振りさせていた。この日の直球のMAXは148キロ。昨年のように150キロ超えは1球もなかった。球威がなければ、伝家の宝刀も振ってもらえません」
この日は、丸を通じて教わった広島・大瀬良のカットボールと思しき新球を投じていたが、「カットボールには回転をかけないといけないため、回転をかけないフォークと相反するところがある。新球に取り組んだことで、自慢のフォークが落ちなくなったり、落ちるのが早くなったり、影響が出ることも考えられます。先日のドジャースとのプレシーズンゲームでも、初対戦の打者にフォークを見極められていましたから」とは高橋氏。