鹿島のCWC初戦は強敵 メキシコ名門グアダラハラにどう挑む

公開日: 更新日:

 もちろんアジアの厳しい戦いをくぐり抜けてきた鹿島の大岩監督、選手たちは百も承知だろう。

 勝利と結束を重視する<ジーコ・スピリッツ>を伝統に掲げている鹿島には、公式戦出場600試合を超える39歳MF小笠原を筆頭に日本代表やブンデスリーガで世界の場数を踏んだDF内田といった経験豊富な選手がおり、ロシアW杯を主力として戦ったDFリーダー昌子ら中堅、東京五輪の主力として期待されるU―19日本代表MF安部ら若手まで<勝者のメンタリティー>をチーム全体で共有している。

 守護神GKのクォン・スンテ、ブラジル人MFのレオ・シルバ、鋭いフィニッシュが武器のMFセルジーニョら良質な外国人選手を擁し、選手個々の攻守での役割意識、勝利のために結束する意識は強い。これもクラブW杯を勝ち抜いていく強みになることは間違いない。

 ケガ人続出の厳しい状況を乗り越えてグアダラハラを倒し、日本から遠く離れた地で欧州王者に挑むことを期待する。

(河治良幸/サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853