朝乃山“四つ相撲”で大関横綱に2勝3敗 あるか年内大関とり

公開日: 更新日:

 盤石の相撲で大関を下した。

 3連敗中の朝乃山(25)は昨11日、栃ノ心と対戦。ヒザのケガで不調にあえいでいる相手とはいえ、立ち合いで左上手を取ると、渾身の右四つで寄り切った。

 この日で初日から続いた大関横綱5連戦が終了。初日の豪栄道と栃ノ心に勝ち、2勝3敗という結果となった。

 3敗した白鵬鶴竜高安にも善戦。角界では「大関横綱を狙える」という素質の片りんを見せつけた。

 朝乃山がそれだけ期待されているのは、四つ相撲ということも大きい。

 押し相撲の力士は一発がある半面、安定性に欠ける。昨年の7月場所で初優勝した御嶽海は、その後、2ケタ勝利はない。貴景勝は「押し相撲だけで横綱になった力士はいない」というジンクスを破れるか期待されながら、ケガで今場所を休場。再出場の意思はなく、関脇転落が決定している。

 右四つなら上位力士とも互角以上に渡り合える朝乃山。年内にも大関とりの足掛かりくらいはつくっているかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853