元横綱白鵬がホントに辞めたら「貴乃花の二の舞」に…一部週刊誌報道を否定も、はたして
元横綱白鵬(40=現宮城野親方)が10日、自身の退職報道を言下に否定した。
10日発売の週刊文春、週刊新潮が揃って「5月場所後に相撲協会を退職」と報道。同日、伊勢ケ浜部屋の稽古後に報道陣から「退職は?」と聞かれると、「ないですよ」と否定。「完全にない?」と重ねて問われ、「はい、頑張ります」と答えた。
白鵬が昨年3月まで師匠を務めていた宮城野部屋は、弟子の暴力や事件の隠蔽工作などが問題視され、もっか閉鎖中。伊勢ケ浜部屋の“居候”を余儀なくされ、ちょうど1年経った3月場所後の理事会でも、再興の話は出なかった。
白鵬が現在の境遇に不満を抱いているのは確かだろう。今年7月に伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が定年となり、元横綱照ノ富士(33=現親方)が部屋を引き継ぐのが既定路線。白鵬と照ノ富士は同じモンゴル出身ながら犬猿の仲といわれる。それでも部屋付き親方である以上、「師匠」と呼ばなくてはいけない。まさに屈辱の極みだ。
「だからといって、退職してしまえば元も子もない」とは、ある角界OBだ。