秋場所V御嶽海「大関とり」宣言も…課題は稽古嫌い天才肌

公開日: 更新日:

 稽古嫌いと言われることに関しても、本人は「人が見ていると集中できない。みんなが見てないところでやる」と話している。

 ある出羽海一門関係者は「ひとりでできる稽古といっても、限りがありますからね」と、苦笑いでこう話す。

「以前よりは稽古をするようになりましたよ。それでもまだまだ稽古不足なのは残念ながら事実です。要は天才肌の力士なんですよ。センスがあるので、最低限の稽古でも勝ててしまう。半面、成績が安定しないという欠点もある。ただ、強情な面もありますからね。あまりうるさく『稽古をしろ!』と言ったら、逆に反発しかねない」

 過去にも稽古嫌いの力士は大勢いたが、大関、横綱まで出世した力士となるとほんの一握りだ。

「そのひとりが、ウチの一門の重鎮だった北の湖さんです。いつの時代も、そのとき一番稽古をする力士が横綱になっている。北の湖さんは例外だった。あの人こそ本当の天才というのでしょう」(前出の関係者)

 御嶽海の好きなようにさせるしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853