コロナ禍での中断延長に揺れるJリーグを緊急探訪【鹿島】
もちろん事態は予断を許さないが、鹿島としては、与えられた時間を最大限生かすことが肝心。内田篤人から今季、キャプテンを引き継いだ三竿健斗は「練習試合をたくさんやれているのが大きい」と前向きだ。
「キャンプでは普通、戦術とコンディションの両方を上げるためにやるけど、ウチはオフが短くて合流もバラバラでACLもあり、コンディションを上げることしかできなかった。戦術的なところを今、すごく時間をかけて取り組めてるんで、理解度を高めるいい時間になっています。ザーゴ監督のサッカーは、これまでよりも主導権を握りながら、攻守両面でやっていくというのがコンセプトのひとつ。攻撃の形は試合をやるごとに増えていってますね」(三竿健斗)
3月に入ってからJ2千葉、群馬と対戦。7日はクラブOBである秋田豊が指揮を執るJ3の盛岡と30分×4本の実戦を消化し3-0で勝利している。
「相手が強くないんで参考にならない部分もあるけど、練習でやってる形が出る場面は確実に増えている。Jが再開したら開幕の広島戦とは、全然違う姿を見せられる自信があります」と三竿は語気を強めた。