田中将大が今オフFAの超目玉に コロナ直撃も最高契約の目

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 田中と同じ先発でFA権を得るのは42人。例年に比べて頭数だけは豊富でも、各球団による争奪戦に発展しそうな投手は限られる。

 田中以外に人気を集めそうなのは、レッズの右腕バウアー(昨季11勝13敗、防御率4・48)、メッツの右腕ポーセロ(同14勝12敗、防御率5・52)、ヤンキースの左腕パクストン(同15勝6敗、防御率3・82)の3人。これらの投手でも、今オフの相場は「3年5000万ドル(約54億5700万円)」規模の契約とみられている。

 田中は来年で33回目の誕生日を迎え、メジャー1年目の14年に痛めた右肘に不安を抱えているとはいえ、今オフ、市場に出る大物投手はほとんどいない。今季の成績次第では、一躍、FAの目玉になる可能性はある。

「昨季の田中は平凡な防御率(4・45)に終わったが、ア・リーグ先発投手の平均(4・76)を上回っている。サインを盗まれたとされるレッドソックス戦の2試合を除けば3点台半ばに収まっていたはずです。今季、田中が防御率3・70~3・80をマークし、リーグ10傑以内に入れば評価は高まる。ポストシーズンに強いため(8試合で5勝3敗、防御率1・76)、3年6000万ドル(約65億5000万円)規模の条件を提示する球団はあるのではないか」(スポーツライター・友成那智氏)

 コロナ禍による試合数減少で、メジャー球団が大打撃を受けるのは必至だ。巨額契約は無理でも、今オフの投手の最高契約は手にするかもしれない。

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