大谷が丸裸に? 米プロ界で大流行「遠隔指導」の落とし穴
メジャーでは実際に、ハッキングが行われた過去がある。カージナルスの編成担当幹部は2015年、アストロズの球団データベースに侵入。選手のスカウティングリポートや補強リストなど、部外秘の資料を盗み出していたことが発覚した。この一件以来、セキュリティーを強化した球団が少なくないとはいえ、各チームにはITスキルの高いスタッフが揃う。その気になれば、コーチや選手が使用する端末に侵入して極秘情報を盗み出してもおかしくはない。
ライバル球団のターゲットにされそうなのは大谷だ。ここまで調整は順調に進んでおり、ブルペンでの投球練習が再開できるまでに仕上がっている。二刀流復活に向けて調整が本格化し、ブルペンで全ての球種を試すようになれば、変化球の軌道、クセなどが丸裸にされかねない。ハイテクを駆使する球団も同地区にいるだけになおさらだ。
大谷に限ったことではないにしろ、オンラインレッスンを受ける際にはセキュリティーを強固にした方がよさそうだ。