独立した瀬戸大也 “金”目指し名将平井HCに弟子入り急浮上
男子競泳のエースで、来年の東京五輪で金メダル取りが有力視される瀬戸大也(25)が、梅原孝之コーチ(49)と決別した。
瀬戸は小5から同コーチの指導を受け、2016年リオ五輪400メートル個人メドレー銅メダルを獲得。世界選手権では金4個を含む7個のメダルを手にし、世界を代表するトップスイマーに成長した。東京五輪ではバタフライと併せて複数種目でメダル取りが期待される。
複数の競泳関係者の話を総合すると、五輪が1年延期され、モチベーションを維持するため、指導者を含めて環境を変えることを選択したという。
今後、新たにコーチを探すことになるが、ここに来て競泳界の大物コーチの名前が浮上している。他でもない、平泳ぎでアテネ、北京2大会連続金メダルの北島康介ら多くのトップスイマーを育成した平井伯昌競泳日本代表ヘッドコーチ(HC)だ。有力選手が数多く所属する平井レーシングチームの代表でもある同HCは、瀬戸のジュニア時代から所属の垣根を越えて指導。代表合宿や遠征でもたびたびアドバイスするなど、何かと目をかけてきた。