西武の開幕完封に貢献 ニール“12連勝”で手にした安住の地
本拠地の日本ハム戦に先発、6回を1安打無失点に抑えてチームの完封勝利に貢献したのが西武のニール(31)だ。
来日1年目の昨年は12勝1敗。6月20日から11連勝をマークしてチームの2連覇に貢献した。今季は安定感を評価されて開幕投手に。この日も勝って、昨季からの連勝を12に伸ばした。
140キロ台中盤の動く速球(ツーシームとカッター)を低めに集め、ゴロの山を築く投球スタイル。メジャーでは計85回と3分の2を投げて、わずか7四球。もともと良かった制球は、日本に来てさらに磨きがかかったようだ。
米国時代はマーリンズを皮切りにアスレチックス、ドジャース、レッズ3A、ドジャース3Aと渡り歩いたが芽が出ずに西武へ。1年目から好結果を残し、7300万円だった年俸は2年400万ドル(約4億3000万円)にハネ上がった。
本人と家族は日本での生活が気に入っているそうだから、プロ野球選手としてついのすみかとなるかどうか。あるいはこのまま日本で活躍し続けるようなら、メジャーのスカウトが放っておかないかもしれない。