MLB通算509本塁打の強打者が激怒した「死球直後の牽制」
メジャーリーグといえば、ド派手な乱闘も有名です。僕は一度だけ、大男たちの殴り合いに遭遇したことがあります。
メジャー1年目の2008年。場所はインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールド。相手はタイガースでした。
点差やイニングなどは忘れましたが、打席にはタイガースのゲーリー・シェフィールドがいました。
シェフィールドはメジャー通算2689安打、509本塁打のスラッガー。ドジャース、ブレーブス、ヤンキースなどを経て当時39歳。野球選手としては晩年でした。
■年齢も名前も偽装していた
一方、マウンドにはインディアンス先発のファウスト・カルモナ。前年には19勝してチームの地区優勝に貢献した24歳の若手右腕……と言いたいところですが、実は27歳だったんです。
ドミニカ共和国出身でビザを偽装しており、それが後になって発覚。年齢を3歳偽っていたのです。ちなみにカルモナも偽名で、本名はロベルト・ヘルナンデスなんだとか。