チームの窮地でベテランが「5連勝で下の毛を剃る」と宣言
読者のみなさんはラファエル・ベタンコートという名前を覚えているでしょうか。
2000年に横浜ベイスターズに在籍、先発や中継ぎで起用された右腕のことです。計11試合で1勝2敗、防御率4・08とほとんど活躍できずに、その年限りで退団しました。
なぜ、彼の名前を出したかというと、僕がインディアンスで一番お世話になった選手が、このベタンコートだからです。
インディアンスではセットアッパーに定着、09年のシーズン中にロッキーズに移籍しました。彼とプレーした時間は長くはありませんが、メジャー1年目の08年は何かと気にかけてくれました。ルーキーがブルペンに用意するキャンディーのことを最初に教えてくれたのもベタンコート。遠征に行くたび、「この球場はクラブハウスからブルペンにはこう行くんだ」と案内してくれたものです。
■「オレがしてもらったこと」
なぜ、そこまで世話を焼いてくれるのか、不思議に思って本人に尋ねたことがあります。