巨人は同じくDeNAからFA宣言した今季6勝7敗の井納翔一(34)の獲得にも乗り出している。今回の補強は、セ・リーグでは巨人と伍する攻撃力を持つDeNAから梶谷、井納を引き入れることで、ライバルの戦力をそぐという意味合いも強い。が、そのために伸び盛りの若手の芽を摘むことになることを考えれば、マイナスの方が大きいのではないか。
仮にライバルの弱体化という目的は果たせたところで、弱小揃いのセのペナントレースを制してふんぞり返っていることがいかにむなしいか、昨年と今年の日本シリーズで骨身に染みたのではなかったか。