箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇

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■経費は1人に年間500万円

駅伝に力を入れる高校や大学、卒業後に進む実業団ではもちろん待遇は異なるが、例えば大学がケニア人留学生を取る場合、新品のシューズやウエアは大学と契約しているメーカーが支給してくれます。生活拠点となる合宿費に1カ月に数万円程度の小遣い、年に1度母国へ帰国するときの航空券代も大学が負担する。記録更新などのインセンティブ契約をしている選手もいると聞いています。選手をスカウトしてくれる代理人によって契約内容は違うものの、当然斡旋料は取られます。もろもろで1人の留学生に年間400万~600万円前後の経費はかかる。代理人はケニアでトライアウトをし、面談を行い、この選手なら日本の大学でもやっていけるという選手を送ってくれます。生活のために実業団などに進みたい留学生も必死ですが、日本の生活に馴染めず退学する選手もいます」

 箱根駅伝は2006年から「留学生枠」が適用され、エントリーは2人、本番で走れるのは1人になった。それでも多大な「宣伝効果」が期待できる箱根駅伝からケニア人ランナーが消えることはなさそうだ。

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