突然の「格闘家宣言」は常に挑戦者であり続けるための手段
「2021年の大晦日、さいたまスーパーアリーナで行われるRIZIN参戦を目指します」。20年12月20日のJ3・YS横浜最終戦。試合後の引退セレモニーで飛び出した「格闘家宣言」に1000人超の観衆は仰天した。スタンドで見守った両親にとっても寝耳に水。息子を問いただしたという。
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「アンタ、どういうことなのか、ちゃんと説明しなさい。挑戦は応援します。『心の格闘家』ならいい。でも、殴られるのは見てられない」
そう詰め寄る母親に対して「大事なのは5分×3ラウンドじゃない。挑戦者で居続けるための手段なんだ」と話した。
「これまで『40歳Jリーガー』『オールドルーキー』『年俸120円Jリーガー』を代名詞にしてきましたけど、すべて過去の話。挑戦者であり続けることを一番分かりやすく表現できる術は何か? メンターとも考え、行きついたのが『格闘家』だったんです」
ただ、彼が現役格闘家の朝倉未来、那須川天心らと正面切って競い合っても意味がない。