32年ブリスベン“超スピード内定”が証明した五輪人気の凋落

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「このコロナ禍でIOCの傲慢さや横暴が次々と露見。IOCのバッハ会長は『ぼったくり男爵』とコキ下ろされた。32年夏季五輪を巡っては、19年ごろまでは『インドネシアと韓国・北朝鮮がアジアで招致合戦か』なんて言われていたが、コロナでお祭りムードは消滅。世界中が日本が東京五輪開催に苦慮しているのも見ている。IOCとしては『豪州に逃げられないうちにサッサと決めてしまえ』というのが本音でしょう」(大会関係者)

■4カ国の“ルーティン開催”も

「お・も・て・な・し」と笑顔でスピーチし、開催決定に抱き合って喜んでいたのも今は昔。「IOCにぼったくられてはたまらない」と言わんばかりに、世界中でますます五輪離れに拍車がかかるのではないか。

 今回、優先候補となった豪州はIOCのコーツ副会長の出身国。五輪は今後、バッハ会長の出身であるドイツや、IOC本部が置かれるスイス、IOCのドル箱として莫大な放映権料を支払うNBCがある米国による4カ国の「ルーティン開催」になるかもしれない。

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