連続予選落ちの稲見萌寧に復活の兆し 五輪代表争いの重圧から解放された
【ニッポンハムレディスクラシック】第2日
5月までに5勝(通算7勝)をあげた稲見萌寧(21)から勢いが消えた。先月の宮里藍サントリー女子ゴルフで1打差の2位タイに終わると、次戦のニチレイゴルフは41位。その後の2大会は予選落ちしながら、東京五輪の切符を手にした。
稲見は大会前日、不調の原因についてこう語っていた。
「前半はパターで流れがつかめた。最近はパターが入ってくれなくてかみ合っていないので、その結果、スコアが出ずという感じです。ショットがフェードなのに左に曲がってしまうミスがあって、それに対して恐怖心があってショットが打てないことがありました。左に出て、左に曲がるミスは今年も何度かありましたが、最近のミスは度合いが大きくなって、力みからきているかなと思っています」
記者の前では「意識していない」と言いながら、「本当は、とても出たかった」という五輪の代表争いがプレッシャーになっていたのかもしれない。
初日は1オーバー56位と出遅れたが、この日はボギーなしの4バーディー68。通算8アンダー首位の西村優菜(20)に5打差の通算3アンダー11位タイに浮上した。