東京五輪ボランティア7万人が“サクラ要員”に…無観客でも削減なし

公開日: 更新日:

 もちろん、タダで使える人材を確保しておきたい下心、直前にドタキャンされる懸念、今から一人一人に不採用通知は間に合わないというさまざまな事情も推察される。

 それでも現状では仕事にあぶれるボランティアが出てきかねない。

 11日付の東京新聞によれば、ボランティアは大会当日、組織委から「自宅からボランティアのユニホーム着用」を言い渡されたという。これは組織委も認めており、会場周辺に更衣室がないことに加えて、「街に祝祭的な彩りを与えてほしい」という理由もあるという。つまり、「サクラ」だ。

 観客もいない中でボランティアの余剰人員が多々発生となれば、祝祭どころか空虚さの演出となりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド