巨人は今季「補強組」上積みゼロ…原監督トップダウンの弊害で球団の損失なんと30億円!
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。
「優勝を争っている阪神では、ドラフト1位の佐藤輝が前半戦に打撃面でチームを引っ張ったし、6位の中野は遊撃のレギュラーに定着している。他にも広島の抑えを務める栗林、DeNAの牧、日本ハムの伊藤、楽天の早川といった新人が豊作の年。巨人だけが貧乏くじを引いている気がしてなりません」
さるチーム関係者が話を引き取る。
「昨年のドラフトで佐藤輝の抽選を外し、いざ外れ1位となった時、亜大の平内を強く推したのは原監督です。外国人補強も例年より意向が強く反映されたし、山口や中田の獲得に至っては、ほとんど鶴の一声で入団が決まりましたから」
昨年のドラフト直後には「非常にスケールが大きい。来年(2021年)は先発の一角になるぐらいの素晴らしい投手」と手放しで喜んでいただけに、ファンの失望も大きいだろう。
新メンバー全員の年俸、契約金などを合計すると、損失額は25億円を超え、30億円近くに上る。前出の高橋氏がこう言った。