快進撃ヤクルト 優勝のカギを握る“フル稼働”救援陣の負担軽減
セ首位に立つヤクルトの勢いが加速している。
28日のDeNA戦にも勝って10年ぶりの9連勝。13試合負けなしの球団新記録を達成した。
2位阪神とのゲーム差を1、3位巨人との差を5に広げたヤクルトはリーグ最多の25試合を残している。そのうち、カモにしている中日(12勝4敗5分け)、DeNA(15勝4敗2分け)とそれぞれ4試合、広島(11勝5敗3分け)と6試合。日程的にも追い風が吹いているが、不安がないわけではない。
リリーフ陣の“酷使”がそれだ。
28日の試合前の時点でチームの先発防御率はリーグ3位の3.60と奮闘してはいるものの、規定投球回数に達している投手はゼロ。いきおい、リリーフ陣の負担が増しており、特に勝ちパターンを担う清水昇(58試合登板=リーグ2位)、マクガフ(53試合=同5位)、今野龍太(50試合=同12位)の3人は馬車馬のごとくフル稼働中だ。この3人を中心に救援陣の防御率はリーグ2位の3.17。強力打線とともに、大健闘のリリーフ陣が快進撃を支える土台になっている。