楽天オコエは首筋寒っ! 高校生外野手2人ドラフト上位指名で崖っぷち
常識にとらわれない独自指名に、首筋が寒くなったんじゃないか。
11日に行われたドラフト会議で、他球団をあっと言わせたのが楽天だ。1位指名で外野手の吉野(昌平高)を一本釣りすると、2位の捕手・安田(愛知大)、3位も外野手・前田(三島南高)と、いずれも野手の上位指名となった。上位3人中、投手を指名しなかったのは楽天のみだ。
その意図はともかくとして、これでいよいよ立場が危うくなったのが高卒6年目のオコエ瑠偉(24)だ。
関東一高から2015年ドラフト1位で入団。同年夏の甲子園でその俊足ぶりが話題となり、一躍スターに。しかし、入団後は奇抜な髪形や高級車の購入など素行面ばかりが話題となり、鳴かず飛ばず。一軍出場がゼロだった昨季の契約更改では石井GM(現兼任監督)から「考えが甘く、自己評価が高過ぎる」とダメ出しされた。
今季は初昇格した8月こそ打率.279と結果を出したものの、右肩下がり。出番も減り、もっか打率.223だ。
「オコエとポジションがかぶる吉野、前田はいずれも高校生。即戦力ではないにせよ、楽天が『オコエを育てる』という方針なら、ああいう指名にはなりませんよ。となれば、トレードの可能性も十分ある。何だかんだで話題性があり、今季成長の兆しも見せた。欲しがる球団は多いだろうし、オコエをタマにすれば、それなりの選手も獲得できる。楽天はトレードを積極的に行っているチーム。ベテランが多く、近い将来、手薄になりかねない先発投手との交換を狙っているのでは? と予測します」(パ球団編成担当)
再びグラウンドで躍動する姿を見たいものだが……。