阪神ひさびさV争いで証明…助っ人やFA補強に大金かけるバカバカしさ

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■生え抜きで十分

「序盤戦はよく打ったサンズ(約1.6億円)はこの大事なときに二軍だし、ロハスはまったくの期待外れ。先発のアルカンタラ(約2.1億円)は救援に回り、左腕のチェン(約2億円)は故障で戦力にならない。対照的に中野君や伊藤将君は新人ということもあるでしょうが、一生懸命さが伝わってくるし、見ていてすがすがしい。私がファンの高橋遥人君(17年2位・2900万円)なんて自信なさそうに投げているのに、2試合連続の完封劇を見せてくれて感動しました。佐藤輝君はスランプが長かったけど、前半戦はチームを引っ張ってくれました。抑えのスアレス(約2.6億円)はよくやっていますが、大金を払って外国人選手を獲得しなくても、今の阪神は生え抜き選手でも戦えることを証明しています」

 ちなみに、中日に1ゲーム差の2位に終わった10年は、年俸総額が約40億円。巨人に大逆転負けをくらった08年は約39億円。今季は約31億円で当時よりは安いものの、日本人選手の総年俸17億6064万円は12球団中11位(選手会調べ)。それでも最終戦まで優勝を争っているのだ。

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