埼玉WKがリーグワン初代王者に 日本代表は7月のフランス戦に初勝利なるか?
ラグビー「リーグワン」のプレーオフ決勝が5月29日、リーグ初となる「新国立競技場開催」で行われ、埼玉ワイルドナイツ(旧パナソニック)が18-12で東京サンゴリアス(旧サントリー)を下し、リーグワンの初代王者に輝いた。
前半6分、FBマッケンジーのPGで東京SGが先制したが、地力に勝る埼玉WKが14分にSO山沢拓也のPGで同点に追い付き、28分には快足左WTBコロインベテがトライ。埼玉WKが10ー3とリードして前半を折り返した。
後半は東京SGが攻勢を強めたが、33分に埼玉WKの日本代表CTBライリーが、タックルを受けながら右手をグイっと伸ばしてトライ。18-12とリードを広げた埼玉WKが、終盤の東京SGの猛反撃を封じ、リーグワンの前身に当たる昨季のトップリーグ制覇から2年連続の日本一である。
■コロナで開幕2戦連続不戦敗
もっとも、埼玉WKの今シーズンの出だしは躓きの連続だった。
チーム内に新型コロナの陽性者が続出。開幕戦と2戦目は「不戦勝」となった。それでも3戦目からプレーオフを含めて16連勝を飾り、格好のうっぷん晴らしとなった。