五輪汚職の高橋治之被告「理事就任」後悔の今さら…押し込んだのは“昵懇”竹田JOC前会長
ともに慶大法学部出身
そんな中、高橋被告の理事就任をプッシュしたのが、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長。11日の朝日新聞で、森喜朗元組織委会長が高橋被告の理事就任について「竹田から『どうか』という話があったから決まった」と証言している。
「高橋さんは、恒和さんの兄・恒治さんと慶大法学部の同級生で昵懇です。恒和さんも慶大法学部出身で、高橋さんとは先輩後輩の関係。高橋さんは恒和さんを『カズ』と呼ぶほど近い関係だそう。無報酬だったJOC会長を有給職にするために動いたのも高橋さんだったとみられています」(大会関係者)
竹田前会長は先輩を立てるために高橋被告を理事に推挙したというわけか。推された高橋被告も「名誉欲に抗えず、理事就任を承諾したのだろう」(組織委元職員=前出)。
「理事になるんじゃなかった」と悔やんでも今さら遅いが、いずれにせよ五輪の裏で“暗躍”する気満々だったのは間違いない。